フリーランスとして独立することを考えているエンジニアは独立のための備えをしておくことが大切です。
とりわけ、独立した後は案件が安定して獲得できるという保証もないため、生活費やスキルアップのための資金、つまりある程度の貯金が必要になります。
しかし、どのくらい貯金をしておくべきでしょうか。
フリーランスエンジニアを対象にした調査において、独立時にどのくらいの貯金額があったかという質問の回答は割れています。
中には1000万円以上の貯金があったというエンジニアもいれば、10万円未満だったと回答しているフリーランスエンジニアもいます。
これはフリーランスエンジニアと一口に言っても、何歳で独立するのか、それまでに何年、どんな企業に勤めていたのか、家族構成や居住地などによって貯金できる金額が異なるからです。
また、独立後に始める事業の種類によっても初期資金として必要なる金額も異なるでしょう。
そのため、フリーランスとして独立するためにいくらあれば良いという目安は人によって違うと言えます。
もちろん、貯金が多いに越したことはないと思いますが、あまり現実的ではない金額を目標にした場合、なかなか貯金額まで届かないゆえにいつまでたっても独立できないことにもなりかねません。
フリーランスとして独立したいエンジニアが備えとして貯金しておくべき平均額を出すのはちょっと難しいと言えますが、一般的には一年分の生活費は貯めておいた方が良いと言われています。
それだけあれば事業が軌道に乗るまで時間がかかっても、物質的にも精神的にも余裕があると言えるからです。